◎ 下桟敷席、追込場(1階)
平土間両側の観客席は、ほぼ左右対称で、それぞれ3段に分かれ、前2段の高土間部分と最上段の下桟敷(ウズラ)との間に、障子が立てられて仕切ることになっているが、現在は建具は残っていない。
ウズラと外側歩廊との間は舞良戸で仕切られている。
東側上手高土間2段分の大半には、半間毎に仕切棒の堀込みが見られ、約1.350@×約950@の枡席となっているが、後方高土間で表よりの柱3間分は、2枡分相当の1間毎の仕切しか見当たらない。
又西側高土間には枡席の仕切がなく、表寄りの柱2間分のみが一段と高くなり、他から仕切られている。この部分の隅は、以前巡査の臨検席が設けられていたと言われている。
追込場は平土間後方正面と東下桟敷後方隅角部に設けられ、他の部分より一段と高くなっている。
なお、東、西、正面の桟敷には、2階桟敷を支える鋼管支柱が2本づつ、計6本が独立柱として立てられている。
熊本大学工業建築学教室
福原昌明研究室 調査報告書より抜粋
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