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アイルランド伝統音楽
、ダンス音楽のリズムについて、

キリスト教が伝わる以前から踊りつづけていたといわれる、アイルランドの人々ですが、18世紀に「ダンシング・マスター」と呼ばれるダンスの先生となる人たちがフィドルやイリアンパイプス奏者と共に生計をたてるために、国内を旅しながらまわり、各地で教えていったダンス・ステップが今日のステップの基になったといわれています。そして、そのダンスに必要不可欠なのがリズムという亊になります。本来ですと実際に踊るのがもっともわかりやすいのでしょうが、ここは、少しだけご紹介します。ダンスの詳細に関しましては「CCE」のサイトなどを参照してください。

下記に紹介しますリズムの他に、重要なリズムで「スロー・エアー」といわれているフリーリズムのもの、あと、「マーチ」「ワルツ」「ハイランド」「フリング」「セット・ダンス」「ロング・ダンス」「カドリール」、また
オキャロランの作曲した曲など数々の種類があります。

リズムの種類について
listen!!
リール/REEL

もっとも一般的で重要なリズム。「4分の4拍子」の舞曲。ロックの8ビートと同じく2拍目と4拍目にアクセントがある。

altan/Pretty Peg/New Ships A Sailing/The Bird's Nest/The Man FromBundoran

tommy peoples/ Reavy's; Merry Siter'

kevin burke/Lord Gordon's Reel

tulla ceilli band/ Concertina Reel/Coffey's Reel (Reels)

ジグ/JIG

いくつかの種類があるようですが、基本的なものは「ダブル・ジグ」と呼ばれる「8分の6拍子」。アイルランドでは「タツタカー、タッタカー」とリズムをとればわかる。ほかに「スライド(シングルジグ)」「スリップ・ジグ」さらに早いものを「ホップ・ジグ」ともいうらしいが、よくわかりません。ダンスのステップの違いにあるらしい。

altan/The Blue Idol/The Butcher's March

tommy peoples/Kid on the Mountain/O'Farrell's Welcome to Limerick

martin hayes/The Hole In The Hedge/Seamus Cooley's Jog

martin hayes/ Kerfunken Jig

ポルカ/POLKA

南部のケリー、コーク、ウォーターフォードなどの地方で演奏される事が多いようです。一小節の音が「リール」より少ないが独特のあやしさがあり、ノリもいいです。

kevin burke/Polka (From Charlie Harris' Reel) /A FinnishPolka/Jessica's Polka

ホーンパイプ/HORNPIPE

リールと同じ「4分の4拍子」ではありますが1拍目と3拍目に重心があり、リズム感が違う。イングランドが起源のダンスといわれています。ソロで踊られることが被いようです。

kevin burke/Murphy's Hornpipe

マズルカ(マザーカ)

ポーランドが起源のカップルで踊られるダンスチューン。3拍子で、少し跳ねる感じ。 ドニゴールでよく演奏されるらしい。

準備中
ストラスペイ

スコットランド東北部が起源ともいわれているゆっくりしたリールといわれる。フィドルでの演奏に向いているようだ。

altan/Strathspey/Con McGinley's

tommy peoples/Iron Man; William Marshall's

バーンダンス

altan/Germans

エアー

名前の通り、「空気」のようにゆったりと流れる曲。エンヤも代表格でしょうが、多数の名曲も存在するまさに重鎮と呼べるものです。

作曲家:ターロック・オキャロラン(1670〜1738年)
アイルランド伝統音楽と、バロック音楽の融合したサウンドを作り上げたアイルランドが生んだ最大の作曲家。
多くの演奏家が取り上げ、演奏しています。クラシックからいえば、流れを無視した展開などもあり不完全なものらしいが、アイルランド的小節ともとれる奇想天外?のオキャロラン的展開がとても気持ちよいです。メロディがきれいなのはいうまでもありません。